日々を駆け巡るoyayubiSANのブログ

日々を駆け巡るoyayubiSANのブログ

目が腐る小ネタと4コママンガを土日。ゲーム実況を月火。小説を水曜に更新!

●小説

命のやりとりー第8話 双肩銃ミスティ・ミラージュ マナビヤ特攻人

「ルールは知っているな? 変身し、体力が底を尽きるまで戦う」 「知ってるよ」 格闘ゲームもアクションゲームもどれも似たようなもんだ。 大きく違うのは実際に体を動かすってところだけど、身体能力はステータスに依存するからいつもより身軽な感じがする…

全ての始まりー第7話 双肩銃ミスティ・ミラージュ マナビヤ特攻人

デュー子がパチンと指を鳴らすと、画面が右にスクロールして別のウィンドウが表示された。 左に俺の姿の3Dモデルが表示されていて、その横にはパワードスーツのパーツらしき画像が出ている。 俺のゲーム経験での直感で分かる。 これはキャラクターメイキン…

全ての始まりー第6話 双肩銃ミスティ・ミラージュ マナビヤ特攻人

「あの、傘、忘れちゃって」 「えっと、きみの名前はデルフィだっけ?」 「は、はい。デルフィ・ソルテアですけど、なにか?」 「あ、いや、なんとなく話かけただけ」 ただし理由は“なんとなく”だけではない。 雨なのに帰れずに困っているから助けようと思っ…

刹那の出会いー第5話 双肩銃ミスティ・ミラージュ マナビヤ特攻人

―二日目 朝― 俺、アトス・エオリアは学校の屋上で空を眺めていた。 電車も少ないバスも少ない田舎の村、サラズム。 ほとんどが畑や田んぼに囲まれ、けれども空気は新鮮で星は綺麗だ。 学校の近くといえば、古い商店街の中にある最新のゲームセンターが強いお…

生きるため死ぬー第4話 双肩銃ミスティ・ミラージュ マナビヤ特攻人

「おいビブロス、なにやってる?」 こっちも男の声。 最初のビブロスという男よりも少し若い雰囲気の声だ。 「見てくれよバールベック、一発で二人とも仕留めたぜ」 「そうか、凄い凄い」 二人目のバールベックという男は一人目のビブロスという男と違って冷…

戦場になった楽園ー第3話 双肩銃ミスティ・ミラージュ マナビヤ特攻人

「大きな機械があるから、それに乗って。時間がないから、私は行く」 セラードの肩を離し、私は背を向けた。 私は、まだ弱かったんだ。 だからセラードを勇気づける一言さえ思い浮かばなかった。 アルコなら、そういう気の利いたことが言えたのかもしれない―…

命のすれ違いー第2話 双肩銃ミスティ・ミラージュ マナビヤ特攻人

私はアルコの言う“すげぇ”の部分には興味なかった。 「さぁ。そういうデザインなだけだろ。まぁいらないなら消してもいいんじゃないか?」 「うん。そうする」 と言っても、害がないのなら消すのすら億劫ではある。 もしセラードもこのゲームを始めようなら…

悲劇の始まりー第1話 双肩銃ミスティ・ミラージュ マナビヤ特攻人

――令和四十年 エフェソス国が所有する巨大浮遊戦艦ペルセポリスは、高度数千メートル上空を移動していた。 だが楽しい空の旅とはいかず、平和な時は脆くも砕かれた。 敵国の名はシュトゥルーヴェ。 全身武装の兵士数人が、爆弾でハッチをこじ開け土足で侵入…

これでサラバ!第23話(最終話) 暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

「貴様っ! 能力者の小娘っ!? 兵士たちはなにをしているっ!」 グールドが入口へ振り向けば、待機していたはずの兵士たちはもれなく倒れ伏していた。 その兵士たちの側には、リンセンに倒された四天王たちがそれぞれの武器を手に立っている。 もちろん兵士…

ここで出たか!第22話 暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

しかし! そこで指をくわえて見ているだけのリンセンではない! 相手が竜巻ならば、こちらも同じく回転で対抗すればいいだけの話っ! シンプルな話っ! 「かぁぁぁいぃぃぃてぇぇぇんぅぅぅ! いま編み出した、逆竜巻殺法だぁぁぁ!」 グールドが放った竜巻…

大白熱決戦!第21話 暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

「信じても、信じなくても、どちらにしても、どちらにしても同じことよ。事実は事実。信じても信じなくても、ね」 「そうかい。じゃあてめぇの言葉は信じねぇことにするぜ」 「けっこう」 グールドが玉座から降りると、鈍い音を立てながらエレベーターは下降…

涙!僕もあなたも感無量! 第20話 暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

「ほう。あの小娘の料理はそれほどまでに。食べてみたいものだ。それで、その理由とは?」 「てめぇみたいにメシを粗末にする連中には、一生勝てねぇってことだよ。あいつはてめぇらのためにタマゴ焼き一つも作ったりしない。残念だったな」 「ほう。だが戦…

戦う前に食え! 第19話 暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

肉にかぶりついた体勢では、当然だが真下の人間の顔など視界に入らない。 「おい、降りてこい貴様」 「うるせぇな! 俺は肉で頭がいっぱいなんだよ!」 「いいから降りてこいって、そう言っているのだ!」 真下からリンセンの足を引っ張り、強引に引きずり落…

美味い肉を食わせろ! 第18話 暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 否、ルフィヤにはすでに敵意はない! リターンマッチではないっ! 「はっ! 誰が迷うかよ! それより、なんでてめぇがここにいんだよ」 「そりゃあそうでしょ。何分もかけて、他の男どもを連れてここに戻ってきたんだから」 「あ? ああ…

調子に乗れるのは今のうち 第17話 暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 六章 ポッシブル・インポッシブル 一方そのころ、ナイラ国のボスであるグールドに捕らわれたクローナは……。 捕らえられているとはいえ、その待遇は酷いものだった。 能力を封じるため、目隠しをされ汚い麻袋を被せられている。 おまけに…

真の四天王出現! 第16話 暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 「ぐっ! てめぇ! やっぱタダモンじゃねぇ!」 「ふふふふ。言っただろう。肉体強化の薬が体を駆け巡っているのだよ! たとえ手袋による変身能力があっても、なお! 平然と耐えられる一撃とは思わぬことだ!」 リンセンが軽く仰け反った…

強敵多数! ブログ小説(15)暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 「ふふふ……俺様の不意打ちを避けるとは、なかなかやるなニッポン人」 「褒めてくれて嬉しいね、でもちょいと質問がある」 「質問? ほう、なにかね」 「お前、バケモンだろ。ナイラ国は人間をバケモンに変える実験でもしてんのか」 「ふ…

ブログ小説(14)暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 ダメだ。 暗すぎる。 この部屋は照明一つのみの薄暗い部屋だ。 なぜならば、グールドは薄暗い部屋が大好物だからだ。 たとえ透視できても、光がなければ目視できない。 グールドは風呂のときもトイレのときもかかさず電気を消す徹底した…

ブログ小説(13)暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 「そ、それは……なんとなく、そんな気がして」 「なんとなくだと? どういうこった」 「分からない。私は、感じるの。人が近くにいた り、危ないことをする人がいると、分かるの」 「お前も、クローナみたいな能力があるってのか」 「たぶ…

ブログ小説(12)暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 「あの女? あのリョウっていう名前の?」 「そうだ。あのリョウとかってやつ、知り合いな気がするんだ」 「そうでしょうね。あなたと同じような手袋をしていたし、言葉遣いもニッポン人っぽかったわ。まさか、あなたの妹かなにか?」 「…

ブログ小説(11)暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 「お、い……だれが悪人だ! おい!」 「リンセンも、子供が言うことでしょ。我慢しなさい、我慢」 「あぁ!? てめぇのしつけが悪いんだろーがクソ女!」 「子供の言うことくらい軽く流しなさい。しかも、またクソ女に戻ったの?」 「てめ…

ブログ小説(10)暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 四章 ドッグアンドキャット 無事にクローナの故郷であるフェルテに到着。 到着後、御者のおじさんにはクローナが深く謝罪を繰り返した。 只ならぬ事態を察してか破壊された屋根を弁償しなくていいと言ったが、それでもクローナ自身の気が…

ブログ小説(9)暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 「あの人、まさか子供? それにあのデザイン、まさかキモノ?」 ナイラ国の追っ手かどうかは判断できなかったが、少なくとも楽しい旅行に招待してくれるわけではないことくらい察しはついていた。 もちろん、その姿は変身したリンセンと…

ブログ小説(8)暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 「な、なななんあなんだぁぁ!?」 寝ぼけ眼を擦り、窓から外を確認する。 よく見ると、子犬を抱いた十歳くらいの少年が、金持ちそうな三人の男たちに囲まれている。 その側では、悲鳴を上げた若い女性が倒れていた。 「おいおい、なんだ…

ブログ小説(7)暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 「ちっ。うまい交渉だな」 「理解したなら、それで」 「んじゃあ、さっそくメシだな。どこになにがあるんだ、案内しろよ」 「食事もいいけれど、宿も探さないといけないのよ。どうせなら、宿で食事をしましょう」 「あぁ? 今日はもうお…

ブログ小説(6)暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 「そのままの意味。この能力のせいよ。生まれたときから能力があるせいで、その代償として味覚がほぼないの」 「マジかよ。俺には耐えられねぇな。とてもじゃねぇけどよ」 「確かに、そう見えるけど」 「じゃあよ、その能力で味が分かる…

ブログ小説(5)暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 「けっ、勝手にしろ。クソ女」 早々に、しかもこんな場所で仲間割れになってしまった。 いや二人が仲間だったかどうかは謎だが、少なくとも協力関係は脆くも崩れただろう。 歩き出して五分。 クローナの消耗は激しかった。 まともな準備…

ブログ小説(4)暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 「おい、クソ人類の女。なにへばってんだよ」 リンセンはクローナに容赦のない言葉を浴びせる。 「ちょ、ちょっと待ちなさい。私は、今、すっごく疲れているんだから」 「あぁ? どういうことだよ。河に落ちずに済んだのは俺のおかげだろ…

ブログ小説(3)暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 真正面からクワンザと組み合い、リンセンの全身にパワーが漲る。 その力の迸り、さながら無限大のエナジー宿る生命の奔流っ! 「うごおぉぉぉぉぉぉぉおおお!!」 血管ぶち切れ寸前のリンセンは、それでもクワンザを力で押し込む。 さす…

ブログ小説(2)暴風荒ミスティ・ミラージュ ラスティ

お題「マイブーム」 「あなたは、ニッポンという小さな国をご存知で?」 「えぇ……礼儀正しい人種が多く、人の愛を大事にするとか」 「ニッポン国に調査に行ったんだがね、そこにはサムライというものがいるそうだ」 「サムライ……」 クローナにとって、聞きな…